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> No.703[元記事へ]
はい,現物を手にとって丁寧に見ました.記号部分は軍幹部背面に刻印されて
いました.五輪マークは軍幹部前面肩の部分と,同じサイズのものが軍艦部
背面にもあります.またサイズが少し小さいものがアイレベル・ファインダーの
正面から見て右横の垂直になっている下部に彫り込まれています.この五輪マークの
刻印は非常に出来は良いです.流し込んだ黒色塗料もきれいに入っています.
ただ,ニコンが彫刻するシリアル・ナンバーとは異なって彫り込み線が非常に
細い物でした.記号のNについてはNの第2,3ストロークの鋭角の部分にびびり
というかズレが肉眼でも確認出来ます.
オリンピック記念でIOCなら国際オリンピック委員会ですが,札幌の冬季
オリンピックを記念して制作されたものならIOCの正式な分厚い記録出版物に
記載されている筈ですが,現在pdf版で目にすることのできるものには
そのような記載はありません.残る可能性としてはIOCと刻印してあるのでIOC
の許可を得た上で組織か特定の人間が個別か個人的に制作した,ということが
考えられますが,それでもボディーナンバーは,そのような可能性を否定
するのに充分であると思います.
なおニコンの日本のどの部所でもオリンピック・モデルという特別モデルの
制作を否定していますし,ニコンF2専門のコレクターであり専門修理を
しているイギリスの Sover 氏も当該モデルの刻印部分の写真を数枚にわたって
詳細に見聞したうえで完全に否定的な意見を述べています.彼の経験によれば
通常のモデルに追加の刻印を入れることで,特別バーションあるいは限定版
モデルとして法外な値段で流通するカメラは後をたたないと言うことです.
切手に加刷したもので印刷数が少ないものが高価であることを狙って
通常に販売された無価値の切手に人為的に加刷する方法と良く似ている
ように思います.コレクター魂が数の少ないモデルを自分の手にしたい,
所有したいという下心を見抜いた業者の仕業と確信します.
ところで,F2のオリンピックモデルが昔から時折話題になるということですが
それは概ね何時のことで,その外見はどのような者で,どこで販売されたか
記憶されていますか?
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